カナダの語学学校に通っていた頃の、ある日の午後のできごとです。語学学校の先生が、私たちに用紙を配りました。
そこには「Scavenger hunt」とタイトルが付いてます。スカベンジャーハントって何!?と思いながらも、授業は刻々と進んでいき、話を聞きながら何となくその意味を掴んでいきました。
さて、スカベンジャーハントとは一体何のことだったのでしょうか？
スカベンジャーハントのやり方はこちら↓
スカベンジャーハントの意味は日本語で？
まずは英語でスカベンジャーハントの意味を調べてみましょう。
a game in which people must collect a number of items in a given period of time without buying them
「与えられた時間内に、項目にあるアイテムを買わずに集めてくるゲーム」とのことです。
これは、日本語で言うと「借り物競争」に似ているゲームのようですね。ちなみに「買わずに」集めるということで、例えば写真を撮って集めたり、アイテムの名前だけを調べて集めることも可能です。
語学学校の先生が教室で配った「Scavenger hunt」の用紙にはこんな内容の事柄がリスト化されて並んでいました。
・50パーセントオフの物なにか
・一番高いもの
・あなたにとても似合うもの
・カナダのお土産に最適なもの
・韓国の製品
・日本の製品
質問は全部で40個くらい並んでいて、先生いわくこの紙に書いてあるものは、すべて近くのショッピングモールで見つかると言います。
それで「本当にショッピンングモールに探しに行くの？」と聞くと、「本当に？ うん、行こう！」と言って、自分の荷物を取りに教室を出て行ってしまいました！
ショッピンングモールでスカベンジャーハント！
先生は、すっかり出かける準備をして教室に戻ってきました。
「みんな何してるの？ もう出発するよ！ 早く早く！」と急かすので、私たちは状況を受け入れて、ショッピンングモールへ出かける準備をしました。
出かける前に、あらかじめクラスメイト同士でペアのチームを作って、スカベンジャーハントへ挑む用意をしました。
海外のショッピングモールは、例えば日本のイオンモールを想像してみてください。洋服から生活用品、家具からパーティグッズまで、なんでも売っていますよね！
私たちは、みんなで電車を乗り継いで、ダウンタウンの大型ショッピングモールへ向かいました。私はチームを組んだクラスメイトと、スカベンジャーハントをどうやって攻略するか相談しながら向かい、モールに到着すると集合場所と時間を決めて、スカベンジャーハントが始まりました！
赤い靴、50パーセントオフの物なにか、一番高いもの、あなたにとても似合うもの、カナダのお土産に最適なもの、韓国の製品、日本の製品……
まずは、一番高いものを探してみようと、高級時計が並んでいるお店に行きました。私たちはどこからどう見ても学生の出で立ちだったので、正直に店員さんに尋ねることにしました。
「すみません、私たちは学生なんですけど、市場調査をしています。この中で一番高価な時計はいくらですか？」
すると店員さんは
「ごめんなさい、それにはお答えできません」と言います。
これは一筋縄では行かなそう、ということで私たちはプランを変更して、買い物客を装うことにしました。
デザイナーズブティックに入って「これかわいい」「これ欲しい」「これいくらだろう？」と言っていたら、案の定店員さんが近づいて接客をしてくれて、無事に商品の値段を知ることができたわけです。
まとめ
ショッピングモールで買い物をする気分で楽しんでいたら、制限時間がやってきました。まだ空欄の箇所もありましたが、そのまま提出することに。結果は、見事惨敗でクラスの最下位に！
ペナルティとして、宿題をたっぷり出されたことは言うまでもありません。
そんなスカベンジャーハント、日本でも学校の文化祭や、会社の親睦会でのゲームに取り入れたら盛り上がりそうですよね！
今後はスカベンジャーハントが海外発のゲームとして日本でも定着するかもしれません。
スカベンジャーハントのやり方や使えるスカベンジャーハントのリスト集はこちらから！
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