海外でベースメントの部屋に住んでみた結果分かったメリットとデメリットは?

海外でベースメントの部屋に住んでみた結果分かったメリットとデメリットは?

海外で部屋探しをしていると、地下室や半地下室にあるベースメントと呼ばれる物件がたくさん存在することに気がつきます。そして、ベースメントの家賃が、ほかの部屋の家賃よりも、はるかに安いということに!

私も一時期、その安さに惹かれて1ベットルーム(日本で言う1LDK)のベースメントに住んでいました。

物件を見つけたとき、この広さでこの値段はなかなか無い!と翌日には住むことを決めたことを覚えています。立地もダウンタウンのどこへでも徒歩圏内で、少し生活するには騒がしいものの、かなり便利だと思いました。

日本では一般的ではないベースメントの部屋に実際に住んでみて感じた、メリットとデメリットを紹介します。

これからベースメントの部屋に住むことを考えている人にとって、参考になれば幸いです。

ベースメントの部屋に住むことを決めた理由

私が当時、ベースメントの部屋に引っ越すことを決めた理由はいくつかありました。

・当時住んでいた家の大家さんと相性が悪かった
・学生だったので少しでも家賃を下げたかった
・1ベットルーム(日本で言う1LDK)の部屋に住みたかった

友達が遊びに来た時に、ベッドが丸見えなのはちょっとなぁ、と思っていたので、リビングルームとベッドルームが分かれた部屋に住みたかったんですよね。

そして見つけたベースメントの部屋は超理想的でした! 

・専用の玄関でプライバシーが守られる
・専用のバスルームとキッチン
・広いデン(リビングルーム)
・同じ広さのベッドルーム

ただ、以下の点が気になっていました。

・全体的に汚れている
・陽の光が全く入らない
・街中にあるので騒音が気になる

どんな家でも住めば都。ということで、気になる家の欠点よりも、その家が持つ長所を尊重することにして、いよいよ住み始めました

ベースメントの部屋のデメリットは?

ベースメントの部屋に住んだ結果、もう2度とベースメントには住みたくない!と思っています(笑)。
デメリットは挙げるとキリが無いです。

太陽の光が入らない

半地下になっていたり、通路に面して大きめの窓があったりと、ベースメントの種類も多様です。
中には、しっかりと太陽の光が入る場所もあります。
その中でも、太陽の光が一切入らないベースメントは、避けるべきです。
私が住んでいたベースメントがまさにそうでした。

太陽の光が一切入らないベースメントに住んでみて、
人間にとって、太陽の光がどれだけ大切か実感しました。
まずは体内時計が狂って、不眠や過眠などの睡眠障害に陥りました。
自律神経が乱れ、体調やメンタルがどんどん悪くなっていきました。

実際に、太陽の光は脳内の幸せ物質であるセラトニンを生成し、自律神経を整えてくれます。
太陽の光を浴びて目を覚ますことが、人間らしい生活を送るのにどれだけ重要か、身を持って知りました。

今では、私の部屋探しの際の最重要ポイントは「日当たりがいいこと」です!

気持ちが沈んで鬱になる

ベースメントに住んだら、結果的には鬱になりました。
太陽を浴びる時間が少ないとセラトニンが不足し、どんどん気持ちがネガティブに。
ベースメントに住んでいる間は、人生で一番涙を流した時期かもしれません。

昼間は太陽の光を求めて、なるべく外に出るようにしていました。
部屋にいることが本当に嫌になってしまい、ほとんどの時間を近所のカフェで過ごしていました。
勉強などもカフェで行うようにしていたため、カフェ代も嵩みます。

さらに、海外での孤独な暮らしも相まって「もう日本に帰りたい」という気持ちになっていましたね。

冬は芯まで冷えるほど寒い

ベースメントは太陽の光が入らないぶん、冬はかなり寒いです。
セントラルヒーティングと言って、カナダでは家全体を一定の温度以上にしておくことが義務付けられています。
しかし、私が住んでいた部屋は古かったこともあり、追加のヒーターを付けなければ温度が上がりませんでした。
今思えば、違法だと言えるのですが、安かろう悪かろうということで諦めていました。

ヒーターが壊れてしまうと地獄です。あとは、バスルームも寒くて、なるべく近寄りたくなかったですね。

上の階の足音がうるさい

ベースメントは天井が低いぶん、上の階の床が真上にある状態です。
すなわち、上の人が歩いている音がドンドン響くんです。
あの鈍く響き渡る足音は、今思い出すだけでも頭痛がしてきます。

上の人に足音が響くから気をつけて欲しいことを伝えても、一向に直らなかったので辛かったです。

ベースメントの部屋のメリットは?

そんな辛いベースメントでの生活でしたが、少しでも良いところを見つけては、自分を納得させていました!
そうやって気持ちを切り替え続け、なんとか住み続けていたと言えますね。

ベースメントは家賃が安い

まずは、値段の安さです。値段が上がり続けているカナダの都市の相場の半額くらいの値段でした。おかげで貧乏な学生時代を、なんとか乗り切ることができました!

大きな音で音楽が鳴らせる

ベースメントは遮音性が高く、少し大きな音で音楽を聴いても問題ありませんでした。
友人を招いて、夜通し騒いでも大家さんに怒られることはありませんでした!
私が住んでいたベースメントはダウンタウンにあったので、気軽に人が遊びに来れる環境だったのは楽しかったですね。

昼でも夜でも熟睡ができる

徹夜明けなどで、昼間にぐっすり眠りたい!という場合、日当たりの良い部屋だとなかなか熟睡できないと思います。
日の当たらないベースメントは、昼間でも真っ暗なので、熟睡することができます。
夜のシフトで働いていて、昼間に眠るような生活の人にとっては、ベースメントが合っているかも知れませんね。

ベースメントの生活を楽しくするコツ

私が住んでいた古い家のベースメントは、入居した当時はかなり汚れていました。
そこで、なるべく掃除をして綺麗に保つようにしていました。
部屋の壁も自分で真っ白に塗り直すと、かなりキレイになったんです。

それから、飾り付け用のライトを買ってきて、部屋をデコレーションしたり。
電球も取り替えて、ムードのあるものに付け替えたり。

あとは、なるべく早く起きて、朝は日の光を浴びに必ず外に出ていました!

まとめ

ベースメントに住む際ののメリットとデメリット、いかがでしたか?
結論としては、私が住んでいたような、全く太陽の光が入らないタイプのベースメントはオススメしません。

ベースメントの中でも、半地下だったり大きめの窓がある部屋だったら住めると思います!
実際に、半地下や大きめの窓があるベースメントに住んでいる友人は、快適だと言っています。

家賃を抑えられるベースメントは、海外で暮らす際の選択肢の1つになると思うので、
私の経験によるベースメントのメリットとデメリットが、部屋探しの参考になると幸いです!

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