Causative Verbは、日本語で言うと使役動詞です。
読み方はコウザティヴ・ヴァーブです。
これは、「~させる」という意味の動詞で、「get」「have」「make」「let」「help」などを使って表現します。
「Let me know」や「Let you know」は、海外で暮らしている人や、日本でも日常的に英語を話す人であれば、頻繁に使っていると思います。例えば、以下のフレーズはビジネスメールや職場での会話においても出てきます。
質問があれば教えて下さいね。
この「Let ~ know」も、実はCausative Verb(使役動詞)なんです。
let me know は「私に知らせてね」「教えてね」のような意味がありますが、文法としてはCausative Verb(使役動詞)に当てはまるんです。
けっこう頻繁に日常会話でCausative Verb(使役動詞)を使っているんですよね。
ほかにも「She makes me」「You made me」といった「make」を使ったCausative Verb(使役動詞)も、実は友達同士の日常会話で頻繁に使っていることに気づきます。
彼女はいつも私を喜ばせる!
あなたは私に大切なことに気づかせた。
このように、「let」や「make」を用いたCausative Verb(使役動詞)は、すでに頭の中にフレーズが入っているなぁと思いました。
そうなってくると、ほかの「get」「have」「help」を使った表現も、すぐにマスターできるに違いありません。
Causative Verb(使役動詞)におけるget/have/make/let/helpを使い分ける!
Causative Verb(使役動詞)を使った文章を作るときには、「get」「have」「make」「let」「help」の5つのCausative Verb(使役動詞)を使います。すべて「~させる」という意味になるのは変わりはありません。
しかし、どの使役動詞を用いるのかによって、ニュアンスが異なります。「~させる」の強度や弱度が異なってくるというか。
「強制的に~させる」か、もしくは「~させてくれた」なのか、または「できれば~させる」なのかでは、受け取り方が全然違いますよね。
では、1つ1つの違いを確認していきましょう。
「Make」を使ったCausative Verb(使役動詞)の表現
彼女は私にお皿を洗わせた。
Causative Verb(使役動詞)における「make」は強制させるという意味を持っています。
ですから、上記の例文の場合は、「私」はお皿を洗う以外の選択はできない状態です。母親に言いつけられて、強制的にやらされるというニュアンスです。
「make」を使ったCausative Verb(使役動詞)の文章は、以下のような文法になります。
(subject|主語)+(Causative Verb|使役動詞)+(Object|目的語)+(base verve|動詞原形)
「let」を使ったCausative Verb(使役動詞)の表現
私の父は私を1人でナイトクラブに行かせてくれた。
Causative Verb(使役動詞)における「let」は、許可を与えたり、許したりする意味を持っています。
上記の例文だと、大学生の娘がナイトクラブに行きたいけれど、それを父親にお願いして、許可をくれたことを友達に話すようなシチュエーションですね!
「let」を使ったCausative Verb(使役動詞)の文章は、以下のような文法になります。madeを使った文法と同じく、Objectの後はbase verveを使うことをお忘れなく。
(subject|主語)+(Causative Verb|使役動詞)+(Object|目的語)+(base verve|動詞原形)
「have」を使ったCausative Verb(使役動詞)の表現
彼女は従業員にレポートを書いてもらいました。
Causative Verb(使役動詞)における「have」は依頼をしたりお願いする意味を持っています。「made」は強制的にやらざるを得ない状況を表す一方で、「have」は丁寧に礼儀を持ってお願いするようなニュアンスです。
「have」を使ったCausative Verb(使役動詞)の文章は、以下のような文法になります。madeやletを使った文法と同様に、haveもObject(目的語)の後はbase verve(動詞原形)を使います。
(subject|主語)+(Causative Verb|使役動詞)+(Object|目的語)+(base verve|動詞原形)
「get」を使ったCausative Verb(使役動詞)の表現
彼は私に床を掃除させました。
Causative Verb(使役動詞)における「get」は説得して行動を促すという意味を持っています。例文のシチュエーションでは、おそらく「彼」は「私」に手間賃をいくらか支払っているかもしれませんね!
「get」を使ったCausative Verb(使役動詞)の文章は、以下のような文法になります。Infinitive phrase(不定詞句)の「to」が、base verve(動詞原形)の前に入ります。
(subject|主語)+(Causative Verb|使役動詞)+(Object|目的語)+(Infinitive phrase|不定詞句)+(base verve|動詞原形)
「help」を使ったCausative Verb(使役動詞)の表現
サラは私の仕事を探しを手伝いました。
Causative Verb(使役動詞)における「help」はそのままの通り、援助する、助ける、手伝うという意味を持っています。
「help」を使ったCausative Verb(使役動詞)の文章は、以下のような文法になります。例文では「to find」と表現しましたが、「find」でも正解です。「help」を使った場合は、Infinitive verve(不定詞句)とbase verve(動詞原形)のどちらを使っても正しい文法になります!
(subject|主語)+(Causative Verb|使役動詞)+(Object|目的語)+(Infinitive verve|不定詞句)or(base verve|動詞原形)
まとめ
Causative Verb(使役動詞)を理解する上で大切な、以下の点を覚えておきましょう。
「make」「let」「have」「get」「help」それぞれが持つ意味合い
「let」 許可を与えたり、許したりする意味
「have」 依頼をしたりお願いする意味
「get」 説得して行動を促すという意味
「help」 助ける、手伝うという意味
・「get」はInfinitive phrase(不定詞句)の「to」が、base verve(動詞原形)の前に入る
・「help」はInfinitive verve(不定詞句)とbase verve(動詞原形)のどちらを使ってもいい
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